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Integration初級優先度 高

SNS・SQS・EventBridgeの違いを初心者向けに解説

AWSのアプリケーション連携サービスであるSNS、SQS、EventBridgeの違い、試験ポイント、実務での使い分けを整理します。

公開日:2026-06-01/更新日:2026-06-01
CLF-C02SAA-C03

比較対象サービス

サービス名をクリックすると、用語詳細ページで復習できます。

結論

SNS、SQS、EventBridgeは、AWSでシステム同士を連携させるサービスです。

ただし、役割は違います。

サービス一言でいうと主な使いどころ
Amazon SNS複数の宛先へ通知を配るサービスメール通知、Lambda起動、複数システムへの配信
Amazon SQSメッセージを一時的にためるキュー非同期処理、処理待ち、負荷平準化
Amazon EventBridgeイベントに応じて処理を起動するイベントバスSaaS連携、AWSイベント連携、スケジュール実行

迷ったら、まずはこう判断します。

  • 通知を複数の宛先へ配りたい:SNS
  • 処理を待たせて順番に処理したい:SQS
  • イベント条件で処理を振り分けたい:EventBridge
  • 定期実行したい:EventBridge

比較表

項目SNSSQSEventBridge
正式名称Amazon Simple Notification ServiceAmazon Simple Queue ServiceAmazon EventBridge
種類Pub/Sub通知メッセージキューイベントバス
主な目的通知を配信するメッセージをためるイベントで処理を起動する
送信先複数の購読者キューを読む処理側ルールに一致したターゲット
メッセージ保持通知中心キューに保持イベントルーティング中心
処理方式Push型Pull型ルールベース
代表的な用途メール通知、複数Lambda起動非同期ジョブ、処理待ち定期実行、イベント連携
順序制御FIFOトピックで対応可能FIFOキューで対応可能順序保証目的では使わない
このプロジェクトでの用途将来の通知候補将来の非同期処理候補将来の毎日1問配信候補

初学者向け説明

Amazon SNS

SNSは、メッセージを複数の宛先へ配る通知サービスです。

1つのトピックにメッセージを送ると、そのトピックを購読しているメール、Lambda、SQSなどに通知できます。

「1つの出来事を複数の相手に知らせたい」ときに使います。

Amazon SQS

SQSは、メッセージを一時的にためるキューです。

処理する側はキューからメッセージを取り出して、順番に処理します。

「今すぐ処理できない仕事を、後で安全に処理したい」ときに使います。

Amazon EventBridge

EventBridgeは、イベントに応じて処理を動かすサービスです。

AWSサービスのイベント、アプリケーションイベント、SaaSイベントなどを受け取り、条件に合うターゲットへ流します。

また、スケジュール実行にも使えます。

このプロジェクトでは、将来的な「毎日1問配信」でEventBridgeを使う候補があります。

試験で問われるポイント

CLF-C02で問われやすいポイント

  • SNSは通知配信サービス
  • SQSはメッセージキュー
  • EventBridgeはイベント駆動の連携サービス
  • SQSは疎結合化に役立つ
  • SNSは複数の購読者へ通知できる
  • EventBridgeはスケジュール実行にも使える

SAA-C03で問われやすいポイント

  • 非同期処理で処理待ちを作るならSQS
  • 1つのイベントを複数の処理へ配信するならSNS
  • AWSサービスやSaaSイベントに応じて処理を起動するならEventBridge
  • Lambdaの前段にSQSを置くと、処理の失敗や急増に強くなる
  • SNSとSQSを組み合わせると、Fan-out構成を作れる
  • EventBridgeはイベントパターンでルーティングできる

実務での使い分け

SNSを選ぶケース

  • 1つの通知を複数の宛先へ配信したい
  • システム障害通知をメールやLambdaへ送りたい
  • 1つのイベントを複数サービスへ配りたい
  • SQSと組み合わせてFan-out構成を作りたい

例:

  • 注文完了イベントを複数システムへ通知
  • CloudWatch Alarmをメール通知
  • LambdaとSQSへ同時配信

SQSを選ぶケース

  • 非同期処理にしたい
  • リクエスト急増時に処理をためたい
  • 処理側の失敗時に再試行したい
  • Lambdaやワーカーの処理量を制御したい

例:

  • 画像変換処理
  • メール送信処理
  • レポート生成処理
  • 外部API呼び出し待ち処理

EventBridgeを選ぶケース

  • イベント条件で処理を分岐したい
  • AWSサービスの状態変化に反応したい
  • SaaSイベントとAWSを連携したい
  • 毎日や毎時などのスケジュールでLambdaを起動したい

例:

  • 毎朝8時に処理を起動
  • S3やEC2のイベントに応じた処理
  • 外部SaaSイベントをLambdaへ連携
  • 学習サイトで毎日1問を通知

よくある間違い

間違い1:SNSとSQSをどちらも通知サービスとして覚える

SNSは通知を配るサービスです。

SQSはメッセージをためるサービスです。

この違いを押さえると試験で迷いにくくなります。

間違い2:SQSが自動で処理を実行すると思う

SQSはキューです。

メッセージをためますが、処理そのものはLambdaやワーカーが行います。

間違い3:EventBridgeをただのスケジューラーとして覚える

EventBridgeはスケジュール実行にも使えますが、本質はイベント連携です。

イベントパターンに応じてターゲットへルーティングできる点が重要です。

間違い4:全部Lambdaだけで直接つなぐ

小さいシステムでは直接Lambdaを呼ぶ構成でも動きます。

ただし、処理が増えると、SQSやSNSやEventBridgeで疎結合にした方が障害に強くなります。

関連用語

関連問題

まとめ

SNS、SQS、EventBridgeは、システム連携でよく出る重要サービスです。

SNSは通知、SQSはキュー、EventBridgeはイベントルーティングです。

この3つを区別できると、AWSのサーバーレス構成がかなり理解しやすくなります。

次に学ぶ内容

比較で違いを理解したら、関連用語と模擬問題で知識を確認してください。 資格試験では「似ているサービスの使い分け」が問われます。