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Storage初級優先度 高

S3・EBS・EFSの違いを初心者向けに解説

AWSの代表的なストレージサービスであるS3、EBS、EFSの違い、試験ポイント、実務での使い分けを整理します。

公開日:2026-06-01/更新日:2026-06-01
CLF-C02SAA-C03

比較対象サービス

サービス名をクリックすると、用語詳細ページで復習できます。

結論

S3、EBS、EFSはすべてAWSのストレージサービスですが、使う場面はかなり違います。

最初は次のように覚えると分かりやすいです。

サービス一言でいうと主な使いどころ
Amazon S3ファイルを保存するオブジェクトストレージ画像、動画、ログ、バックアップ、静的サイト
Amazon EBSEC2に接続する仮想ディスクEC2のOS領域、アプリケーション用ディスク
Amazon EFS複数EC2から共有できるファイルストレージ複数サーバーで共有するファイル置き場

迷ったら、まずはこう判断します。

  • Webサイトの画像や静的ファイルを保存したい:S3
  • EC2のディスクとして使いたい:EBS
  • 複数のEC2から同じファイルを共有したい:EFS

比較表

項目S3EBSEFS
正式名称Amazon Simple Storage ServiceAmazon Elastic Block StoreAmazon Elastic File System
種類オブジェクトストレージブロックストレージファイルストレージ
主な用途ファイル保存、静的サイト、バックアップ、ログ保存EC2のディスク複数EC2間の共有ファイルシステム
接続先アプリ、ブラウザ、AWSサービス原則EC2インスタンス複数のEC2インスタンス
アクセス方法HTTP API、SDK、CLI、コンソールOSからディスクとして認識NFSでマウント
複数サーバー共有可能。ただしファイルシステムではない基本的に単一EC2に接続可能
容量拡張実質的に自動拡張ボリュームサイズを指定自動拡張
可用性複数AZにまたがって高耐久単一AZ内のボリューム複数AZから利用可能
代表的な試験キーワードオブジェクト、バケット、耐久性、ストレージクラスEC2、ブロック、ボリューム、スナップショットNFS、共有ファイル、複数EC2
このプロジェクトでの用途静的サイトファイルの保存MVPでは使わないMVPでは使わない

初学者向け説明

Amazon S3

S3は、ファイルを「オブジェクト」として保存するサービスです。

画像、PDF、HTML、CSS、JavaScript、ログファイル、バックアップファイルなどを保存できます。

このプロジェクトでは、Next.jsで静的出力したファイルをS3に置き、CloudFrontから配信する構成で使います。

Amazon EBS

EBSは、EC2に接続して使うディスクです。

ローカルPCでいう「内蔵SSD」や「外付けディスク」に近いイメージです。

EC2でアプリケーションを動かす場合、OSやアプリのファイルを置くためにEBSが使われます。

Amazon EFS

EFSは、複数のEC2から同じファイルを共有したいときに使います。

複数台のWebサーバーで同じアップロードファイルを参照したい場合などに使われます。

S3と違い、ファイルシステムとしてマウントして使える点が特徴です。

試験で問われるポイント

CLF-C02で問われやすいポイント

  • S3はオブジェクトストレージである
  • EBSはEC2に接続するブロックストレージである
  • EFSは複数EC2から共有できるファイルストレージである
  • S3は静的Webサイト配信やバックアップに使える
  • EBSはスナップショットでバックアップできる
  • EFSはLinux系のファイル共有で使われる

SAA-C03で問われやすいポイント

  • 静的コンテンツ配信はS3 + CloudFrontが基本構成
  • EC2の永続的なディスクにはEBSを使う
  • 複数AZのEC2から共有ファイルを扱う場合はEFSを検討する
  • 高頻度アクセス、低頻度アクセス、アーカイブなどでS3ストレージクラスを使い分ける
  • EBSはAZに紐づくため、別AZのEC2にそのまま接続できない
  • EFSは複数AZからアクセスできるため、共有用途に向いている

実務での使い分け

S3を選ぶケース

  • 静的Webサイトを公開したい
  • 画像やPDFを保存したい
  • ログファイルを保存したい
  • バックアップを保存したい
  • CloudFrontと組み合わせて静的コンテンツを配信したい

このプロジェクトでは、S3は必須です。

EBSを選ぶケース

  • EC2を使ってWebサーバーを構築する
  • EC2のOSディスクが必要
  • データベースをEC2上に構築する
  • 特定のEC2に高性能なディスクを付けたい

このプロジェクトのMVPではEC2を使わないため、EBSも使いません。

EFSを選ぶケース

  • 複数のEC2で同じファイルを共有したい
  • LinuxサーバーからNFSで共有ストレージを使いたい
  • 複数AZにまたがる共有ファイルシステムが必要

このプロジェクトのMVPでは複数EC2構成を使わないため、EFSも使いません。

よくある間違い

間違い1:S3をEC2のディスクとして使えると思う

S3はオブジェクトストレージです。

EC2のOSから通常のディスクとして直接扱う用途では、EBSを使います。

間違い2:EBSを複数EC2で簡単に共有できると思う

EBSは基本的にEC2に接続するブロックストレージです。

複数EC2でファイル共有したい場合は、EFSを検討します。

間違い3:EFSを静的サイト配信に使う

静的サイト配信なら、基本はS3 + CloudFrontです。

EFSはファイル共有用途であり、静的Web配信の第一候補ではありません。

間違い4:S3、EBS、EFSをすべて同じ「ファイル置き場」として覚える

この覚え方だと試験で迷います。

  • S3:オブジェクト
  • EBS:ブロック
  • EFS:ファイル

この3語で整理してください。

関連用語

関連問題

まとめ

S3、EBS、EFSは、AWSストレージの基本です。

まずは次の一文で覚えてください。

S3はファイル保存、EBSはEC2のディスク、EFSは複数EC2の共有ファイルシステムです。

次に学ぶ内容

比較で違いを理解したら、関連用語と模擬問題で知識を確認してください。 資格試験では「似ているサービスの使い分け」が問われます。